書誌詳細

ケイジノカセ 刑事の枷

書名

ケイジノカセ 刑事の枷

著者

ドウバ シュンイチ/Shunichi Doba 堂場 瞬一∥著

出版者

KADOKAWA

出版年月日

2021.01.29

配架場所

エディットタウン / 本棚劇場 第一層 / C-1-093

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その他

レーベル

角川書店

言語

ISBN

9784041108482

所蔵情報

登録番号

000032495

大分類

角川いろいろ棚

中分類

角川いろいろ棚_その他
配架場所を確認する

内容

この男、決して折れない。

身内を密告した嫌われ者×恐れ知らずの新米刑事
署内で孤立する刑事が頑なに固執する「ある事件」とは!?
作家デビュー20周年をむかえる警察小説の名手、渾身の最新刊!

「忠告だ――影山には近づくな」
交番勤務から川崎中央署刑事課に異動した若手刑事・村上翼は、署内で疎まれる傍若無人なベテラン刑事・影山康平に目を付けられ、強引に連れ回される。
同僚の不祥事を内部通告した「裏切り者」として疎外されている影山が、警察に居座り続ける理由――それは、十年前の殺人事件にあった。
事件を独自に捜査する影山と行動を共にする村上は、本部の監察官に声をかけられる。
不安を募らせる村上だが、やがて未解決事件の解明に惹かれてゆく。

読書メーター

旅するランナー

交番勤務から川崎中央署刑事課に異動したばかりの若手刑事、村上翼。10年前に起こった殺人事件を追う一匹狼、影山康平。上司・同僚たちからヤバイ奴には近づくなと忠告されながらも、結局振り回される。だが、そこから刑事にとって大切な心構え・心掛け・心意気を学んでいく。彼の真っ直ぐ頑張る姿が、とても心地よい。堂場刑事小説の一つの到達点とも言える、心に残る秀作である。

250

投稿日2021-03-11

いつでも母さん

『この男、決して折れない。』この帯は一匹狼・影山の事を指しているのか?新米刑事・村上もそうだと感じた。なかなか先の楽しみなキャラクターが登場した堂場さんの書き下ろし新作を面白く読んだ。影山の過去とも対峙しながら村上の立ち位置を思う時、このタイプは上意下達を基本とし身内に甘いと言われる組織の中では、扱いにくいと烙印されるか又は面白い奴と可愛がられるかだ…なんて想像した。(可愛がられるのは新米の特権でもある)枷の外れた影山と、村上のこの先をもう少し見たいと思った。

183

投稿日2021-02-15

タイ子

堂場さんの警察小説の集大成とうたわれた作品。これまでとちょっと雰囲気が違う感じがした。幾つかの疑問をずっと残しながら展開するので途中イラつき気味。所轄のベテラン刑事・影山が署内で村八分的処遇。交番勤務から刑事になって一年の新米刑事・村上。この2人が中心に展開する10年前の殺人事件を巡る捜査。誰に聞いても影山に近寄るな、あいつはヤバい人物だと言う。その影山にいきなり捜査に強制協力された村上。影山の過去、村上の刑事の資質、何故影山は10年前の事件に拘るのか?解けていく疑問に腹立たしい。この2人の刑事面白い。

105

投稿日2021-04-08

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