書誌詳細
カンバセーションズ ウィズ フレンズ カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ
書名
カンバセーションズ ウィズ フレンズ カンバセーションズ・ウィズ・フレンズ
著者
サリー ルーニー/ヤマザキ マドカ サリー・ルーニー∥著 山崎 まどか∥訳
出版者
早川書房
出版年月日
2021.09.15
配架場所
エディットタウン / ブックストリート / 6-E-09
閲覧
可
その他
言語
日本語
ISBN
9784152099945
所蔵情報
登録番号
860002513
大分類
ET6:男と女のあいだ
中分類
ET6-11:傑作ラブロマンス
小分類
ET6-11-04:憎しみと紙一重
読書メーター
buchipanda3
フランシスはダブリンにあるトリニティカレッジの学生。彼女の半年に亘る私生活のドラマが描かれる。印象的なのはニックとの関係の中での手探りな感じ。彼女は自分を包み隠さず見つめながら肯定と否定を繰り返し、でも自らの言葉を紡いで言葉を交わす。その様にどこか引き付けられた。彼女はクールで知的で繊細、そしてチャーミング。でも特別なようで特別でない所がいい。そして自分の本性を憎んだり恐れたりもする。自分って実はこうなんだと気付いた時、やるせないこともある。それはきっと誰もがあるはず。あと何よりボビーとの関係が良かった。
★106
投稿日2021-09-08
藤月はな(灯れ松明の火)
最近、若い頃に書いたものを見ると「言葉に復讐されている」と思う時が多く、なってきた。若い頃に放った言葉を私は実行しているのか?そして若い頃の自分や周囲に恥じない自分になれていないという後ろめたさに襲われるから。Web上や紙、または口では理想的な事が言えるけど、実生活や人間関係と絡むとてんで歯が立たない。自分を卑下しているようで実は相手を「下」と見做さないと自分を保てない。そんな薄汚い自分への嫌悪感やコンプレックス、自分を理解しない人間関係への悩みとそれを言えないから抱える孤独が今も未熟な私へ突き刺さる。
★68
投稿日2021-12-22
Vakira
題名を直訳すれば「友人との会話」。でも、ここでは交際?イギリスの女子大生の交友録。小説の面白いところ、それは僕の様な中年オヤジでも読書中は年齢、性別、環境(場所)を越えて主人公と同化してしまう処だ。同化出来るかどうかは作家の腕前。さあ、未体験ゾーンへ。今回は女子大生よ。どうかしてるわ!なんちゃって。さて私、フランシスは高校時代より親友でゲイのボビーと詩のパフォーマンスをやっている。巷ではそこそこ有名。女性カメラマンの目に留まり、夫の俳優ニックと知り合いとなったんだけど、ニックは超ハンサム。運命の出会い。
★53
投稿日2022-04-18