書誌詳細

ユウビン ハイタツ ワ ニド ベル オ ナラス/シンチョウ ブンコ 郵便配達は二度ベルを鳴らす

書名

ユウビン ハイタツ ワ ニド ベル オ ナラス/シンチョウ ブンコ 郵便配達は二度ベルを鳴らす

シリーズ

新潮文庫(ケ-3-1)

著者

ケイン,ジェームズ M./タグチ,トシキ/ジェームズ M ケイン/Cain,James M. ジェームズ・M・ケイン∥〔著〕 田口/俊樹∥訳

出版者

新潮社

出版年月日

2014.9

配架場所

エディットタウン / ブックストリート / 6-E-09

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その他

言語

ISBN

9784102142035

所蔵情報

登録番号

860000601

大分類

ET6:男と女のあいだ

中分類

ET6-11:傑作ラブロマンス

小分類

ET6-11-04:憎しみと紙一重
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内容

風来坊フランクがふらりと入った道路脇の安食堂は、ギリシャ人のオヤジと豊満な人妻が経営していた。ひょんなことからそこで働くことになった彼は、人妻といい仲になる。やがて二人は結託して亭主を殺害する完全犯罪を計画し…。

読書メーター

遥かなる想い

何度も映画化された物語の原作。 1934年の作品。サンドウィッチ食堂という 表現が時代を感じさせる。映画では 男と女の欲望剥き出しの映画という印象が 強かったが 原作では主人公フランクは  淡々と悪事をこなす。 もう少し艶っぽいはずの コーラという人妻も 抑え気味に描写されているのは 著者の 意図なのだろう。映画とは違う落ち着いた 名作だった。 

303

投稿日2017-05-14

修一朗

これもずっと題名だけ知っていた本。津村記久子さんのエッセイに背中を押されました。削って選び抜いたセリフはまさにハードボイルドの文章だ。敏腕の弁護士が仕切る裁判の展開はすごい。最後の事故はちょっと無理筋かな。この破滅的な感じ,ボニーアンドクライのようだ。題名の意味は最後まで分からず後で知った。題名の意味だけは最初に知っておいたら良かったな。知った後で顧みるとパパダキス殺しも法廷も自動車事故もフランクの去来もみんなそうだ。短いストーリーなのに2転3転で面白かった。映画向き。映画は観たことないので見ます。

148

投稿日2022-10-15

yama

1930年代、アメリカ・カルフォルニア。ギリシア人男性ニックが経営する食堂で働くことになったチンピラのフランク。ニックの妻コーラと関係を持ちコーラと共にニック殺害を試みるも一度目は失敗。二度目には成功するも、意図すらしていなかった保険金殺人の容疑をかけられ…というありがちな設定で、登場人物はどれも俗っぽくて平凡。そして、金、セックスといった普通の欲望に満ちている。だがしかし不思議なことに、ひじょうに魅力的でリアリティーのあるストーリーとなっている。読んでいて映画を観ているような感覚も節々にある。→

118

投稿日2024-01-23

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