書誌詳細
ニンゲン ナキ フッコウ/ゲンパツ ヒナン ト コクミン ノ フリカイ オ メグッテ/チクマ ブンコ 人間なき復興 原発避難と国民の「不理解」をめぐって
書名
ニンゲン ナキ フッコウ/ゲンパツ ヒナン ト コクミン ノ フリカイ オ メグッテ/チクマ ブンコ 人間なき復興 原発避難と国民の「不理解」をめぐって
シリーズ
ちくま文庫(や49-1)
著者
ヤマシタ,ユウスケ/イチムラ,タカシ/サトウ,アキヒコ 山下/祐介∥著 市村/高志∥著 佐藤/彰彦∥著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2016.11
配架場所
エディットタウン / ブックストリート / 5-D-08
閲覧
可
その他
言語
ISBN
9784480434005
所蔵情報
登録番号
850000628
大分類
ET5:日本の正体
中分類
ET5-11:戦争と復興と繁栄
小分類
ET5-11-10:3・11と日本の行方
内容
福島では形だけの復興がうたわれ、政府は避難指示解除へと突き進んでいる。被災者の避難体験と、原発自治体の赤裸々な告白を読み解き、対話を積み重ねて「人間のための復興」とは何かを問い直す。事故の本質を鋭く衝いた警世の書。 福島では形だけの復興がうたわれ、政府は避難指示解除へと突き進んでいる。被災者の避難体験と、原発自治体の赤裸々な告白を読み解き、対話を積み重ねて「人間のための復興」とは何かを問い直す。事故の本質を鋭く衝いた警世の書。
読書メーター
おさむ
東日本大震災から6年を迎えるのにあわせて読了。津波災害と原発事故が重なった複合災害が日本にもたらしたものは?国や東電に対する絶望的な迄の信頼の失墜、被災者とその他という国民の分断、いつ終わるのかも分からぬ避難生活。皆がわかったようでいてわからないこの問題に関し当事者を含む3人が意見をぶつけ合い、悩み、考えた結果がこの本。私たちが肝に銘じなくてはいけないのは、原発は地域社会や自治体ではなく、国家による賭けだった。負けたところから、いかに勝ち、いやイーブンに持っていくか。それが復興のありようなのだという事。
★44
投稿日2017-03-10
えむ
原発事故に伴う避難における様々な「不理解」を社会学者と当事者の対話を通じて明らかにしている。対話が行われてから時間が経過しており、本文中の主張も賛否両論あると思われるが、この問題について考える際には一読する価値があると思う。
★3
投稿日2017-04-01
かわくん
原発事故の避難について、避難者と社会学者が考えを述べ合った。その中から見えるのは、原発政策の矛盾と避難区域解除が避難者の将来への選択を狭めていく過程だ。この本が世に出てからすでに2年。原発政策は再稼働への道を走りはじめている。避難者を巡る状況はさらに厳しさを増している。この問題をどう解決していくのか、このままでいいのか、為政者に問いたい。
★1
投稿日2016-12-31
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