書誌詳細
ツナミ ノ レイタチ/サン イチイチ シ ト セイ ノ モノガタリ/3 11 シ ト セイ ノ モノガタリ 津波の霊たち 3・11死と生の物語
書名
ツナミ ノ レイタチ/サン イチイチ シ ト セイ ノ モノガタリ/3 11 シ ト セイ ノ モノガタリ 津波の霊たち 3・11死と生の物語
著者
パリー,リチャード・ロイド/ハマノ,ヒロミチ/リチャード ロイド パリー/Parry,Richard Lloyd/ハマノ,ヒロミチ リチャード・ロイド・パリー∥著 濱野/大道∥訳
出版者
早川書房
出版年月日
2018.1
配架場所
エディットタウン / ブックストリート / 5-D-08
閲覧
可
その他
言語
ISBN
9784152097422
所蔵情報
登録番号
850000855
大分類
ET5:日本の正体
中分類
ET5-11:戦争と復興と繁栄
小分類
ET5-11-10:3・11と日本の行方
内容
在日20年の英国人記者は被災地で何を見たのか?震災直後から東北に通い続けた著者は、大川小学校事件の遺族たちと運命的な邂逅を果たす。取材はいつしか相次ぐ「幽霊」の目撃情報と重なり合い…。悲しくも不思議な津波の余波に迫る。 在日20年の英国人記者は被災地で何を見たのか?震災直後から東北に通い続けた著者は、大川小学校事件の遺族たちと運命的な邂逅を果たす。取材はいつしか相次ぐ「幽霊」の目撃情報と重なり合い…。悲しくも不思議な津波の余波に迫る。
読書メーター
あちゃくん
英国人ジャーナリストによる、東日本大震災のルポルタージュです。とくに大川小学校の問題について精緻に取材して書かれています。震災は、生き残った人と亡くなった人を引き裂いただけでなく、生き残った人たちの中でもさまざまな差異によって引き裂いているんだなと、そしてその引き裂かれた状態がまだまだ続いているんだなと実感させられます。震災を風化させないではなく、震災(大川小学校の問題は人災の側面が大きいけれども)の爪痕にいまだ苦しんでいる人がいるんだということを知ってもらうために、多くの人に読んでもらいたい作品です。
★95
投稿日2018-03-11
fwhd8325
外国人記者が書いた作品だからだけではないと思いますが、今まで読んだ3.11関連作品とは、視点が新鮮に思います。導入でスピリチュアル的な要素を感じ、題材が題材だけに、不適切かもしれないけれど、単なるノンフィクションではなく読み物としての興味も強く感じました。生死を決定づけたもの、それによって、引き起こしてしまう感情の闇。ノンフィクションでなければ、51分の謎については、見事なサスペンスになるのだろう。
★88
投稿日2018-10-21
seacalf
強くおすすめ。外国人記者という客観的な立場と綿密な取材、そして筆者自身の手腕で複雑かつ複層的な事象を非常に読みやすくクリアに提示してくれる。昨今次々と襲う自然災害。ニュースは新たな被災地にフォーカスし、以前の痛ましい悲劇はどんどん上書きされて風化していく。でも忘れないでほしい。未曾有の大災害があったことを。語られるのは幾重にもオブラートで包まれたテレビ報道のような柔なものではない。生々しい事実に慄然し、涙と憤りと彼らの勇気に魂が揺さぶられる。ひとりでも多くの人に伝えたい。「読んでください、知ってください」
★88
投稿日2018-10-09
このエリアの閲覧ランキング
同じ分類の書籍の一覧
- COVID-19の倫理学 パンデミック以後の公衆衛生
- 撤退論 歴史のパラダイム転換にむけて
- 貝に続く場所にて
- 津波のあいだ、生きられた村
- 除染と国家 21世紀最悪の公共事業
- みんなの家、その先へ
- フクシマ6年後消されゆく被害 歪められたチェルノブイリ・データ
- 人間なき復興 原発避難と国民の「不理解」をめぐって
- 3.11万葉集 詠み人知らずたちの大震災 NHKドキュメンタリー
- 3・11複合被災