書誌詳細
ドウキョウ トワ ナニカ/チクマ ガクゲイ ブンコ 道教とはなにか
書名
ドウキョウ トワ ナニカ/チクマ ガクゲイ ブンコ 道教とはなにか
シリーズ
ちくま学芸文庫(サ39-1)
著者
サカデ,ヨシノブ 坂出/祥伸∥著
出版者
筑摩書房
出版年月日
2017.7
配架場所
エディットタウン / ブックストリート / 3-A-09
閲覧
可
その他
言語
ISBN
9784480098122
所蔵情報
登録番号
830000466
大分類
ET3:むつかしい本たち
中分類
ET3-01:哲人と哲学
小分類
ET3-01-07:老荘思想とタオイズム
内容
「道教がわかれば、中国がわかる」と魯迅は言った。伝統宗教として現在でも民衆に根強く崇拝されている道教の全貌と、その究極的真理を詳らかにする。 「道教がわかれば、中国がわかる」と魯迅は言った。伝統宗教として現在でも民衆に根強く崇拝されている道教の全貌と、その究極的真理を詳らかにする。
読書メーター
さとうしん
仙人・呪言・呪符・煉丹術・日本文化との関わりなど道教にまつわる諸要素について解説している。個人的に面白かったのは、岡倉天心が道教に入れ込んでおり、その研究は当時としてはかなり高水準であったということと、最後の気功と中国政府との関係をめぐる話。気功が劉貴珍という共産党員を通じて発見され、ある意味「創造」されたということと、文革や法輪功といった要因により、政府による保護と弾圧の波があるという話が面白かった。
★10
投稿日2017-07-13
灰月弥彦
十二国記の勉強用。老荘思想ではなく、民間信仰としての道教や呪物について解説しているので目的に合致しててよかったです。電子版はページ数が少ないのでもしかしたら一部削られてるかもしれません。
★2
投稿日2020-01-04
ポルターガイスト
講談社学術文庫の『老子荘子』に対し,こちらは老荘思想への言及はほぼなく,その後にほとんど別物として成立した道教についてのみ描いている。個人的には老荘思想も含めた道教の理解がしたかったので,これを先に読んだために『老子荘子』を読んだが,たぶん『老子荘子』を先に読んでいたらこちらは手をつけなかっただろう。種々の呪術に関する記述が延々と続き,中国研究らしいというか,正直読み飛ばした部分も少なくなかった。大筋の歴史も『老子荘子』のほうが掴みやすい。ただ現代の道教という視点はこの本にしかなく有益だった。
★2
投稿日2018-05-31
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