書誌詳細
ゲドセンキ/カゲトノタタカイ/イワナミ ショウネン ブンコ ゲド戦記 1 影との戦い
書名
ゲドセンキ/カゲトノタタカイ/イワナミ ショウネン ブンコ ゲド戦記 1 影との戦い
著者
ル・グイン,アーシュラ K./シミズ,マサコ/Le Guin,Ursula K. アーシュラ・K.ル=グウィン∥作 清水 真砂子∥訳
出版者
岩波書店
出版年月日
2009.01
配架場所
エディットタウン / ブックストリート / 1-E-05
閲覧
可
その他
レーベル
岩波少年文庫
言語
日本語
ISBN
9784001145885
所蔵情報
登録番号
810002349
大分類
ET1:記憶の森へ
中分類
ET1-15:滔々と物語は大河のように
小分類
ET1-15-01:長い長い物語
読書メーター
absinthe
宮崎駿さんが映画化希望した作品?と思って読んだ。良い話だった。主人公と一緒に風変わりな世界をどこまでも冒険できる。世界観がしっかりして、どの魔法も闇がある。世界で生きるとは闇と対立するだけでなく受け入れなくては駄目なのだ。影との戦いは自分との戦いでもある。若気の至りから悟り、大人への成長に。類似で言うと『ナウシカ』より『スターウォーズ』の方に意識が行ってしまった。
★173
投稿日2023-06-21
新地学@児童書病発動中
歴史に残るファンタジーの名作。魔法使いを目指すゲドは、友人との諍いにより、自分の影を呼び出してしまい、深い傷を負う。影は不気味な存在で、ゲドの命を脅かすようになる。彼は影から逃げようとするのだが、ある時に自分の影と正面から闘うことを決意する。『モモ』や『星の王子さま』といった他の優れたファンタジーと同じように読者の生き方を変えうる力を持った作品だ。子供向きの本だが、むしろ大人が読むべき作品で、自分の生き方を見直すきっかけになるかもしれない。どんな人でも、目を背けたくなるような一面を自分の中に持っている。→
★134
投稿日2018-02-04
アキ
2018年89歳で亡くなったル=グウィンのファンタジー作品。原題「A WIZARD OF EARTHSEA」1968.ジブリの同名映画を見てイマイチピンと来ず、岩波少年文庫で原作に触れてみた。ゲド=ハイタカはヒスイに魔法の力を見せつけるため死霊を呼び出し逆に自分が傷ついてしまう。影に怯えて逃げまどうゲドにオジオンは向きなおるよう指導する。狩人となったゲドはカラスノエンドウと共に荒波の海へ船を漕ぎだす。光と闇は溶け合いひとつとなった。ル=グウィンの確かな筆力。3巻までが第一部。18年後に4巻が出版される。
★83
投稿日2020-07-11