書誌詳細
タニカワ シュンタロウ シツモンバコ/ホボニチ ブックス/HOBONICHI BOOKS 谷川俊太郎質問箱
書名
タニカワ シュンタロウ シツモンバコ/ホボニチ ブックス/HOBONICHI BOOKS 谷川俊太郎質問箱
シリーズ
HOBONICHI BOOKS
著者
タニカワ,シュンタロウ 谷川 俊太郎∥著
出版者
東京糸井重里事務所
出版年月日
2007.8
配架場所
エディットタウン / ブックストリート / 8-C-01
閲覧
可
その他
言語
ISBN
9784902516142
所蔵情報
登録番号
880001733
大分類
ET8:仕事も暮しも
中分類
ET8-12:聞き上手
小分類
ET8-12-01:質問する力
読書メーター
seacalf
世知辛さに狭くなった心に効能がある一冊。数ある質問の中でも『大人になるということは、どういうことなんでしょう』と『色気とか色香ってどうしたら出るのでしょう?』という問いへの谷川さんの答えがお気に入り。取るに足らない疑問や、誰にも相談できないような思い詰めた悩みがあったとしても、谷川さんの本が教えてくれる。そう思うとほっと安心できる。ほかほか、ぽかぽかする。余裕が広がる。この本のページを開くと、そんな言葉が待っている。
★75
投稿日2019-01-17
風眠
明確な答えやアドバイスがあるわけではないのに、どうしてこんなに納得できるのだろう。それはきっと、こういう発想もあるんだなという部分で、心がフッと軽くなるような感じがするからだろう。人間が生きていること、生きているから悩みがあって、疑問がわいて、そして時に切実なことに対して、好奇心がむくむくと湧いてくるような。「言葉で問われた質問に、いつも言葉で答える必要はないの。」という言葉を読んで、あぁ誰かと話をしたいなと、ぼんやり思った。谷川俊太郎氏のユーモアと真摯がまざりあった、ゆるっとしていて深い一冊。
★74
投稿日2013-08-01
ユメ
どんな質問に対しても、谷川さんが変に理屈をこね回したりなどせず、率直に心に浮かんだことを答えているのがすっと伝わってくる。巻末で糸井さんが「答の雛形を使わずに生きていきたい」と言っているまさにその通りで、いつも文章をどうにか繕おうとして悪足掻きしている自分が恥ずかしい。谷川さんの回答は「優しい」というのとはちょっと違って、価値観の異なる他者の存在を受け容れているんだな、と感じさせる。「『もういいや!』に代わるものとしてぼくは『ここらでひと休み』をおすすめします」この本は、寒い冬に飲む温かいスープみたい。
★65
投稿日2014-10-27
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