書誌詳細

ニジュウオクコウネン ノ コドク 二十億光年の孤独

書名

ニジュウオクコウネン ノ コドク 二十億光年の孤独

著者

タニカワ,シュンタロウ 谷川 俊太郎∥著

出版者

サンリオ

出版年月日

1992.10

配架場所

エディットタウン / ブックストリート / 7-A-03

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その他

言語

日本語

ISBN

9784387922070

所蔵情報

登録番号

870000498

大分類

ET7:イメージがいっぱい

中分類

ET7-01:詩と歌と詞

小分類

ET7-01-06:うつろう詩想
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読書メーター

☆よいこ

谷川俊太郎のデビュー作。「はるかな国からー序にかへて」は三好達治「冬のさなかに永らく待たれたものとして 突忽とはるかな国からやつてきた」素晴らしい。表題作「二十億光年の孤独」万有引力とは ひき合う孤独の力である▽書架整理であるじゃんと思い読了。1992年刊、サンリオ発行。1952年創元社『二十億光年の孤独』と1972年角川書店『日本の詩歌・谷川俊太郎詩集』に収録「二十億光年の孤独 拾遺」を合わせ、旧字・旧仮名遣いを新字・新仮名遣いに改めたもの。▽若い

53

投稿日2020-02-06

寛生

【図書館】〈神話〉から湧き上る天然色に染められながら、谷川は孤独な祈りを捧げる決意をする。その孤独の力こそ彼の祈りの力であり、その祈りは暗闇の中で、小さいが確かな炎となる。地球上のすべての人間の小さな祈りを信じることは、谷川にとっては詩を書く行為となり、精気に満ちた詩が書かれた紙は、炎の中に投げ込まれていく。どんなに風が強く吹いてもその炎は消えることはなく、その炎は、我々読者の眼差しにむけていつもかたりかける。そして、その小さな炎は、一瞬にでも我々読者の感傷の存在を忘却させる愛をも持っている。

48

投稿日2014-04-22

アヤ姉

「或いはネリリし キルルし ハララしているか」この擬音語のセンス!60年以上たった作品なのに、言葉の端々に谷川さんっぽさ。感情が言葉からリアルに伝わる。上がったり下がったり、落ち込んだり、悲観したり、信じたかったり。〈孤独〉と言いながら、心許なさや寂しさより温かさを感じる。二十億光年。火星までの空間の距離よりも、近くにいて感じる心の距離の方が寂しい。だからこそくしゃみのような、ちょっとしたユーモアが人間には必要なんだろうな。「世代」「春」「飛行機雲」「周囲」「はる」「病院」が好き。

19

投稿日2015-09-09

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