書誌詳細
ディージェー バカ イチダイ/センキュウヒャクナナジュウゴ センキュウヒャクキュウジュウゴ/ディスコ ト クラブ ノ オウゴン ジダイ オ ヒモトク ディージェー センクシャ ノ ジデンテキ ストーリー DJバカ一代 1975-1995 ディスコとクラブの黄金時代を紐解くDJ先駆者の自伝的ストーリー
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書名
ディージェー バカ イチダイ/センキュウヒャクナナジュウゴ センキュウヒャクキュウジュウゴ/ディスコ ト クラブ ノ オウゴン ジダイ オ ヒモトク ディージェー センクシャ ノ ジデンテキ ストーリー DJバカ一代 1975-1995 ディスコとクラブの黄金時代を紐解くDJ先駆者の自伝的ストーリー
著者
タカハシ,トオル 高橋/透∥著
出版者
リットーミュージック
出版年月日
2007.3
配架場所
エディットタウン / ブックストリート / 7-C-05
閲覧
可
その他
言語
ISBN
9784845614219
所蔵情報
登録番号
870001949
大分類
ET7:イメージがいっぱい
中分類
ET7-07:ミュージックワールド
小分類
ET7-07-10:DJ・ハウス・グルーヴ
タグ一覧
千夜千冊
今夜はちょっとめずらしい話を綴っておくために本書を選んだ。ニューウェーブやハウスミュージック時代の、ぼくの“お忍びの夜”のことなどだ。 本書は日本を代表する有名DJの、トオルこと高橋透が一念発起して克明に回顧したDJ20年史のようなもので、ぼくが知らなかったことを含めて、たいへんよく書けている。日本の人気DJたちがどのように立ち上がっていったのか、ディスコブームが何をもって日本の都会を席巻していったのか、日本人が黒人の真似をするようになったのはいつごろからなのか、ディスコにソウルやニューウェーブやハウスがどんなきっかけで入っていったのか、またDJたちなぜあんなに“ミックス達人”になったのか(そもそもリミックスはどうおこったのか)、そしてこのような世界にどのように内外のゲイカルチャーがとりこまれていったのか、それぞれ鮮やかに蘇る。 ぼく自身はダンスミュージックに熱くなったことは一度もなく、夜な夜な踊りたい気分など、いまもってまったくない。だいたい酒を呑まないし、黒人ならむしろジャズであり、女の子と付き合いたくてディスコやバーに出向くという趣味もない。 けれどもクラブシーンというものが70年代後半から最も劇的な頽廃の拠点であって、最も尖ったモダリティの最前線であることはすぐに感じ、その変態ディープな気分を嗅ぎにクラブに出向くことは好きだった。行けばたいていはゲイやドラッグクィーンに囲まれていた。とくに「ツバキハウス」や「ゴールド」の夜が懐かしい。 クラブに来る連中のつんのめったファッションも興味深かったが、演出にも目を見張った。ともかく裏方スタッフのやることが図抜けていた(そのハシリが赤坂見附の「ビブロス」や「ムゲン」だった。「ムゲン」は藤本晴美さんの若き日々がつくりあげたサイケデリックな演出で名を馳せた)。 ぼくはそんなふうにクラブシーンに浸っただけだったのだが、そのようなクラブがディスコ・カルチャーというもっと大きなムーブメントのひとつであることは存分に実感していながら、本書を読むまではその内幕をあまり知らなかったのである。以下、踊りを知らないぼくが本書をヒントに、あえてその一端を書いておく。もっと見る
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